校長の独り言【277】 



 来週から全校一斉に三者面談が始まります。中でも、3年生は進路考査を終え正に進路に関しての大詰めの面談となります。
 ある卒業生の保護者の方が、「親の思う良い会社(学校)と、子どもの思う良い会社(学校)は必ずしも一致しない」と言っていました。実は、私も年数回、中学生に進路講話をさせて頂いていますが、この卒業生の保護者の方と同じようなことを毎回話しています。講話は、現在の後期中等教育機関の現状と問題点を中心とした中で、学校選びのポイントとして、「学校に行くのは保護者ではなく、君達である。だから、自分のやりたいこと、自分の将来の為に、3年間で成長できる居場所を見つけて欲しい。」、保護者の方には、「学校に行くのは子ども自身なので、学校選びの決定権を子どもに任せて欲しい。」と。
 私自身もそうですが、世の常でしょうか、親と言う者は、常に我が子を一番愛し、常に我が子の幸せを強く願っています。だからこそ、時々、盲目的になったり、判断が偏ったりすることがあるように思います。このような時に、保護者の皆さんに負けない愛と生徒の幸せを願っている担任、副担任、進路の先生等の話に耳を傾けてもらいたいと、保護者、担任、副担任、進路の先生等と同じように願っている校長として切にお願いしたいところであります。
 生徒の幸せのために、有意義な三者面談を期待しています。

校長  情報ID 37625 番  掲載日時 06/25/2010 Fri, 10:08