校長の独り言【210】 



 2週間ぶりの独り言になってしまいました。この間、本校の最大の教育儀式行事である卒業式が無事終わり、78名の卒業生が今年も本校を巣立っていきました。当日の校長式辞の一部をご紹介致します。

 第21期生の卒業生諸君、本日の卒業を心からお祝い申し上げます。
 はじめに、何よりも、このような厳しい社会情勢の中、全員の生徒が進路の方向を決定し、本日の卒業式を迎えられましたことを、校長として、このうえない喜びでいっぱいであります。
 さて、君達が本校に入学した3年前の入学式、平成18年4月8日のことですが、その時の自分と今の自分を突然ですが比べてみてください。
 3年前の入学式、不安と自信のなさから、胸も張れず、視線は話し手の方ではなく、下を向いていましたね。どうでしょう、今、胸を張り、私の目をしっかり見つめている君達がここにいます。
 君達は、この3年間で確実に成長しました。校長として大変うれしく思っています。
 今年度、学園賞3年皆勤の生徒が全体の64%にあたる50名、さらに1年皆勤賞、精勤賞の生徒を加えると、何と殆どの生徒が、本日のこの卒業式において、各賞を受賞いたします。
 何故、このような結果が生まれたかと考えました。
 当然、君達一人ひとりの自覚と頑張りの結果だと思います。
 しかし、この結果に対して、自分で自分を誉めることだけでなく、
 この3年間、本校の教育を全面的に信頼し、我が子の教育を託してくれた、お父さん、お母さんさんに対して、
 そして、君達が何かに悩み、何かに苦しんだ時に、共に悩み苦しみ、支えてくれた先生方に対して、
 そして、何よりもこの学校で得た、かけがえのない友だちに対して、
 感謝の気持ちを生涯忘れないで欲しい。
 また、君達はこの混合教育の中で、「人としてのこころ」を学びました。「人としてのこころ」を、これからの人生の中で、さらに大きくはぐくんでもらいたい。
 この2つが、本校を巣立つ君達への、校長としての最後の願いです。
 
 78人中50人が3年皆勤を成し遂げました。学校生活の充実ぶりが理解できるかと思っています。

校長  情報ID 29637 番  掲載日時 03/13/2009 Fri, 11:53