校長の独り言【202】 



 本日の合同保護者研修会でこんなことを話しました。
 はじめに新年のご挨拶をさせて頂いた後に、
 さて、昨年暮れの12月24日に、学園に素晴らしいプレゼントがありました。それは、多摩信用金庫主催の「第6回多摩ブルー・グリーン賞」で、学校法人武蔵野東学園が多摩グリーン賞の最優秀賞を受賞いたしました。
「自閉症児のための『生活療法プログラム』は、独自の優れたノウハウを持つだけでなく、ニーズに対応するための意欲もあり、また雇用創出効果も大きく独自性や革新性、社会性が評価された。(選考講評より部分引用)」とのことです。
 この武蔵野東学園の『生活療法』が、外部より評価していただけたことは大変嬉しいことと思っております。この賞に恥じぬように、一人一人の子どもたちの成長のために、教職員一同、今まで以上に頑張ってまいります。
 良いことだけではありませんでした。金融恐慌による、この経済状況の悪化によって、大学生、高校生の内定取り消し、リストラと、特に東学園にあって、正に社会と直結している高等専修学校にとっては人ごとで問題ではありませんでした。お陰様で、今年度の3年生、今までの卒業生とも何の影響も受けていませんので、どうか、この点についてはご安心ください。
 しかし、千葉の東金、府中の事件に関しては、その報道の仕方を日々心配しておりました。過剰反応がいやであったのです。幸い、本学園とも関わりのある、副島弁護士が彼の弁護にあたり、取り調べに対して、適切な要求をしている報道をみて、安心すると共に、その報道の在り方によっては、当事者の彼だけではなく、この本学園の子どもたちにまで、その影響がこないかと心配しています。実は、私は今まで数回、卒業生関係のこのような過剰反応による訴えで、警察の方に、在学中の様子やその卒業生の個性を聞かれたことがあります。幸いにも、誤解は解け、今は平穏な生活を送っています。

 このような時代だからこそ、縁あって、東学園に集っている人たち、それは、在校生、卒業生であり、その保護者の皆さんであり、それに教職員は、強固なスクラムを組んで、子どもたちのために、子どもたちの将来のために、今まで以上に、力を合わせなくてはいけないと、つくづく感じています。

 このような、事象を通して、私は思いました。
 みんな、人間です。感情があります。時には、そこに気持ちの行き違いは当然ありえます。でも、共通の目的や願いが理解できれば、必ず解決できます。
 私は、人生は一度、みんなと仲良く、そして、楽しく暮らしていきたいと、思いました。

 今年も、子どもたちのために学園は益々努力して参りますので、本年も本学園の教育にご理解とご協力をお願い致します。2009年、良い年にいたしましょう。

校長  情報ID 28466 番  掲載日時 01/13/2009 Tue, 15:38