校長の独り言【171】 



 承知の通り、平成18年12月15日の教育基本法の改正に伴い、教育振興基本計画に基づき、教育3法の改正が平成19年6月20日に可決・成立しました。この3つの内の一つが「教育職員免許法及び教育職員公務員特例法の一部改正する法律」でありました。これに基づき、平成21年度から教員免許更新制の導入が始まることになっています。
 当初、ここにもまた1条校との新たな格差が生まれてしまうかの雰囲気がありましたが、何とか、我々第124条の高等専修学校の教員もこの対象になることが出来、教員免許の失効を回避出来たという裏話があります。
 裏話はともかく、この免許更新の予備講習の内容は、文部科学省によると、最新の知識と技能を身につけるために、(必修領域)「教職についての省察並びに子どもの変化、教育政策の動向及び学校の内外における連携協力についての理解に関する事項」、(選択領域)「教科指導・生徒指導その他教育の充実に関する事項」から構成されています。私が調べた限り、特別支援教育関連の講習はあるようでした。特別支援教育元年と言われていることから、私としても大変嬉しく思っています。
 しかし、今、教育現場においては、学力低下・不登校・高校中退・学級崩壊・犯罪の低年齢化等の問題が山積みされていることから、私としては、最新の知識の一つとして、是非、不登校・高校中退の延長線上にある「ニート、フリーター問題の現実とその社会的余波」の解決のために「職業教育」の必要性を学ぶこと、また、犯罪の低年齢化の問題対応として、少年法の改正の要点や保護観察の現状を知ることの出来る講習こそが必要であると考えています。出来れば、「専修学校設置基準」も講習の中に入れて頂ければ、専修学校の社会的認知が加速するとも思っています。願いが叶えば良いのですが・・・・・・・。

校長  情報ID 25831 番  掲載日時 07/11/2008 Fri, 09:37