校長の独り言【156】 



 生徒と保護者の皆さんに、今年度の本校の教育についての情報の周知を図らさせて頂いた4月を終え、8日間の連休に入る前の校長講話では、「自分の言動に責任を持ち、事件事故に巻き込まれないよう注意し、5月7日には元気な顔を揃えて欲しい。」と話しました。
 しかし、この連休中にも、高校生が被害者となる事件があり、同年齢の子どもたちの学校の教員として、強い憤りを感じました。なぜ、大きな可能性を秘める子どもたちが・・・・・・・・・。
 本校では、5月7日に元気な生徒の顔が揃い安堵致しました。連休明けと同時に、各学年とも、精力的にスポーツ大会の練習に取り組んでおり、活気のある学校となっています。また、3年生はいよいよ明日に迫った「ハワイ修学学習」の最終チェックに余念がありませんでした。良い思い出をいっぱい持ち帰って欲しいと思っています。私も引率責任者として同行します。そして、今年も成長した生徒たちの姿をこの眼にしっかり焼き付けてきたいと思っています。

 ※武蔵野東学園むらさき会会報「可能性をひろげて」2006年7月発行号より
 「ハワイ修学学習に思う」
                          高等専修学校 校長 清水信一

 恒例の高等専修学校第三学年のハワイ修学学習が、今年度も五月一四日(日)から四泊六日の日程で実施されました。当然子どもたちの命を保護者の皆さんからお預かりしての不眠不休で、かつ大好きなビールも飲まない六日間ですが、この六日間は、私にとって最もこころが癒される時であり、武蔵野東学園の教員で良かったとつくづく感じる瞬間なのです。
 何故ならば、少子化に加え、教育現場においては学力低下・不登校・高校中退・学級崩壊・犯罪の低年齢化等の問題が日々マスコミで報じられています。この問題解決の為に、大阪府では府立高校に、まだ人数は少ないのですが、障害のある生徒の積極的な受け入れが始まりました。何故でしょうか。混合教育によって「こころの教育」、「人間教育」の推進を計りたいからなのです。この様な時代背景の中で、いろいろな個性をもつ生徒が本校に入学し、本校での二年間の混合教育で培われた「こころ」とその「人間力」が、この六日間の生活の随所でそれも自然なこころの通い合いを目にする度に、私が最もこころが癒される時であり、武蔵野東学園の教員で良かったとつくづく感じる瞬間なのです。
 武蔵野東学園の混合教育・・・最高です。

校長  情報ID 24555 番  掲載日時 05/10/2008 Sat, 11:05