校長の独り言【122】 



 今年度、これで2社目になります。
1社目は、5月11日掲載トピックスより、
『本日より、5月29日までの間、本校卒業生6名がお世話になっている(株)生活科学運営様より、25名の新入社員の方が3班に分かれて、本校で研修されます。
初日の今日は、全校朝礼での挨拶からスタートし、主に3年生とともに生活しました。
新入社員のみなさんは、やや緊張気味のスタートでしたが、徐々に生徒ともうち解けていってくれています。 実り多き研修になるように、様々な活動に参加していただく予定です。』
 そして、今回の2社目も○○○○株式会社(※会社名に関しては、公表の了解を取っていませんのでご了承ください。ただ、非常に大きい会社です。)からの新人研修の依頼がありました。この研修は、『知的障がい者の方々との触れあいから学ぶ』をテーマに、次の3つの目的を持ったものです。
 1.人の立場にたって考えられる包容力のある人材に育成したい
 2.Teamworkの本当の意味を理解できる人材を育成したい
 3.障がい者も健常者も全ての人が住みやすい街づくりに貢献したい

 前回の様に、新入社員の皆さんを本校が直接受け入れ、生徒たちとの触れあいの中で研修を展開していくものとは違い、知的障がい者施設での研修のコーディネイトと、研修を控えた社員へのオリエンテーションを本校が行うというものです。
 いずれにしましても、本校との連携で企業の社員研修が行われること、ましてや、本校が目指している『混合教育』が小さな学校だけに止まらず、大げさな言い方かもしれませんが、この『混合教育』が小さな学校から実社会へ繋がっていく、本当に喜びで一杯になりました。
 折しも、平成17年度の発達障害者支援法、平成18年度の障害者自立支援法、そして、平成19年度の特別支援教育の推進と、正に本校の教育に関して追い風が吹いているように感じています。この追い風の中で、更に多くの企業に『混合教育』を繋げていけたら、障害のある生徒たちがどんなに幸せな人生が待っているか、ただただ願うだけであります。

校長  情報ID 21118 番  掲載日時 10/03/2007 Wed, 13:05