校長の独り言【108】 



 今日は何の日がご存知でしょうか。
 今日は「校長の独り言」1周年の記念日です。
 丁度1年前、日々の学校のこと、在校生のこと、卒業生のこと、教育のこと、福祉のこと等、その時に私が感じた喜び、疑問、憤りなどを多くの方々に知って頂き、そこから本校の教育を少しでも理解して頂きたいと言う願いを込めてはじめたものです。
 校長の独り言の第1号は
 『6月26日(月)に東京都の高等専修学校説明会がアルカディア市ヶ谷で開催されました。私は毎回全体会で3、40分高等専修学校の概要を説明しています。しかしながら、毎年いくら一生懸命説明しても、高等専修学校という学種はなかなか理解して戴けません。「学校教育法の第82条の2の専修学校・・・・。専修学校というと皆さんは専修学校=専門学校のイメージが強く、また、入学条件で専修学校は3つ(高卒の専門学校、中卒の高等専修学校、学歴不問の一般課程)に区分されている」と話しても・・・。そして、また「大学入学資格が付与されているということは、高等学校卒業と同等で、大学等への進学や就職もすべて高卒と同じです。」と説明してもすぐには理解していただけません。さらに、「高等学校卒業程度認定(旧大検)との違いは・・・。」といろいろあり過ぎて理解していただくのに苦労しています。私の説明の仕方に問題があるのかとも思いますが。
 さて、この3つの違いを説明できる人はどれくらいいるでしょうか。
 ・高卒 ・大学入学資格付与 ・高等学校卒業程度認定(旧大検) 
教育改革が推進されている今、多くの人に分かり易い学校制度こそが必要だと強く思います。本校が武蔵野東高等学校と名乗れれば問題ないのですが。』
 このように、正に憤りからのスタートでした。
 ご承知のように、この憤りに関してもこの1年間で大きく前進しました。「専修学校の学校教育法第1条校化」です。しかし、願い達成のためにはまだまだいくつかハードルを越えなくてはいけません。私としても、子どもたちのために今後も達成のため全力で頑張りたいと思っています。
 そのような折り、過日の全国専修学校各種学校総連合会定例総会において、文部科学省生涯学習政策局の加茂川幸男局長のご挨拶の中で「学校とは、公共の精神を持ち、安定性と計画性を備え、教育の内容と水準の向上に努めなければならない。」と言うお話がありました。このお話を伺いながら、教育の内容と水準の向上に関しては、高等専修学校として、12年前から取り組んでいますとお知らせしたい気持ちに駆られました。
 それは、来週7月7日に予定されている本校の公開授業が正にそれであると思っているからなのです。本校の公開授業に関しては、次回の109号でご紹介したいと思います。
 さて、話を戻しまして、校長の独り言ですが、更に来年の2周年を目指し、自分のペースを保ちつつ、出来る限りアップしていきますので、少々アップされない日が続いても、それに懲りずにご愛読頂ければ幸いです。

校長  情報ID 19852 番  掲載日時 06/29/2007 Fri, 12:24