校長の独り言【100】 



 校長の独り言へのアップが久しぶりとなってしまいした。言い訳を述べさせて頂くと記念すべき100回号と言うことで、とにかく記念に残るようなこと(在校生や卒業生の特記事項、高等専修学校の1条校化問題等)を書きたいという一心でさんざん悩み本日となってしまったのです。
 しかし、私一人が悩んでいただけで、学校の方は順調に平成19年度の教育が展開されています。特に、1年生は4月8日の入学式、三者面談、二泊三日の1年生研修、さらに1年生保護者会とその積み重ねの成果で、この連休明け誰一人後戻りすることなく一歩一歩確実に成長しています。2年生も、2年生保護者会において、中弛みへの対応と進路の方向性の決定というキーワードを保護者と学校の共通理解の上に、今まさに、6月2日のスポーツ大会での優勝を目指してまっしぐらというところです。そして、3年生ですが、やはり3年生保護者会において、ハワイ修学学習さらには進路決定の最終的な説明会を親子同時参加の形で実施し、そのハワイ修学学習があさっての5月13日から四泊六日の日程で実施されます。3年生には素晴らしい思い出をいっぱい持ち帰ってもらいたいと願っています。私も引率責任者として、生徒の素晴らしい思い出作りのために頑張ろうと思っています。ですから、3年生にはあさってからのこの1週間は思い切り多くの思い出を作り、そして、帰国後は頭を切り換え、自分のための自分自身の進路決定にまっしぐらに進んでいってもらいたいと思います。
 
※武蔵野東学園むらさき会会報「可能性をひろげて」2006年7月発行号より
 
 「ハワイ修学学習に思う」
                             高等専修学校 校長 清水信一

 恒例の高等専修学校第三学年のハワイ修学学習が、今年度も五月一四日(日)から四泊六日の日程で実施されました。当然子どもたちの命を保護者の皆さんからお預かりしての不眠不休で、かつ大好きなビールも飲まない六日間ですが、この六日間は、私にとって最もこころが癒される時であり、武蔵野東学園の教員で良かったとつくづく感じる瞬間なのです。
 何故ならば、少子化に加え、教育現場においては学力低下・不登校・高校中退・学級崩壊・犯罪の低年齢化等の問題が日々マスコミで報じられています。この問題解決の為に、大阪府では府立高校に、まだ人数は少ないのですが、障害のある生徒の積極的な受け入れが始まりました。何故でしょうか。混合教育によって「こころの教育」、「人間教育」の推進を計りたいからなのです。この様な時代背景の中で、いろいろな個性をもつ生徒が本校に入学し、本校での二年間の混合教育で培われた「こころ」とその「人間力」が、この六日間の生活の随所でそれも自然なこころの通い合いを目にする度に、私が最もこころが癒される時であり、武蔵野東学園の教員で良かったとつくづく感じる瞬間なのです。
 武蔵野東学園の混合教育・・・最高です。

校長  情報ID 18806 番  掲載日時 05/11/2007 Fri, 16:40