校長の独り言【91】 



  -その2- 
3月2日開催の文部科学省委託事業報告会の報告書より
「専修学校におけるNPO団体等と連携したニートに対する職業教育支援事業」
は じ め に
 文部科学省の新規事業である「専修学校におけるNPO団体等と連携したニートに対する職業教育支援事業」のご案内をいただいた瞬間に、本校で対応出来ると確信致しました。
何故ならば、開校以来20年間本校では、不登校、高校中退、フリーター、ニート、障害児教育と今の教育界で問題となっている多くの問題に対して素早い対応を行い、後期中等教育機関の中では高等学校では出来ない教育を実施し、その成果を出していると言う自負があったからです。  
具体的にはふたつあります。
1.卒業後の進路として開校以来フリーターは認めない進路指導(職業観の育成・自己教育力の強化)を入学時から3年間展開し成果を出していること
   ・ニートの方が希望の職業に就くために必要なスキルを身につけていく上で、開講出来る講座が多く用意が出来き、様々なニーズの方々に対応できること。
・学習に係る相談や受講終了後の方向性(進学及び就職)についての適切なアドバイスが出来る組織と経験があること。 
2.本学園で行っている障害ある子どもと健康な子どもを一緒に教育する「混合教育」の環境こそが、ニートの方にとって安心できる居場所となり得ること。
 そして、本事業が終わらんとする今、混合教育の環境の中で確実にニートの方々の表情の変化と自信を目の当たりにして考え深いものを感じているところであります。
何よりも本事業が三鷹公共職業安定所の支援をいただいたことにより、文部科学省・厚生労働省各々が取り組んでいるニート対策事業を連結させた新規モデル事業としての最新のサンプルとなることは確信しております。さらに、このシステムが広く全国に普及され、安部首相の言う真の再チャレンジシステムとなることを願っております。
 最後に、本事業実施にあたり、本校の申し入れに対して早々のご賛同とご協力をいただきました。三鷹公共職業安定所、NPO法人文化学習協同ネットワーク、三鷹市教育委員会の関係者の皆様に感謝申し上げます。
 

校長  情報ID 17701 番  掲載日時 03/01/2007 Thu, 10:52