校長の独り言【36】 



本当の独り言
 安倍晋三新総裁が誕生しました。自民党総裁選前にマスコミは一斉に国民に新総理に何を期待するかを尋ねていました。多くの国民は税制改革を希望し、安倍晋三新総裁が言う政権公約の重点2つの中の1つである「教育改革」を言う人はごく少数でありました。この結果を見て、私は非常に無念さを抱きました。
 何故ならば、今の教育現場においての学力低下・不登校・高校中退・学級崩壊・犯罪の低年齢化等の問題は、最終的には、税制改革、年金問題、外交問題、等々へ必ずや波及する問題であると考えているからです。今マスコミが日々報道している問題に飲酒運転があります。これは、すべて日本人の資質、モラルの低下に起因しているものであると思っています。飲酒運転だけではありません。たばこのポイ捨て、住宅街での一方通行の逆行、違法駐車、電車から降りる人より先に乗り込むホームでの光景等、一昔前では考えられない事がこのように起きています。ですから、私は飲酒していると動かない車を作ることより、お酒を飲んだら車を運転しない人間を育てることの方が最も重要であると考えるのです。つまり、「教育改革」こそが安倍晋三新総裁が言う「美しい国へ」の最短距離だと思っています。
 さらに、願わくば「教育バウチャー」の導入により、公立と私立の壁を取り払い、更なる教育の質の向上を目指す環境が一日も速く実現されることを願っています。
あくまでも私の独り言です。

校長  情報ID 14856 番  掲載日時 09/25/2006 Mon, 09:37