紫峰祭を終えて

1年Aさん

 正直言えば「紫峰祭」がここまで有意義な行事になるとは思っていませんでした。しかし実際はどうだろう?調理・製菓コースだったからという事もあったのですが、とてつもなく忙しかった。前日にあった式典での理事長先生からの話の中に「駕籠に乗る人」、「駕籠を担ぐ人」、「わらじを作る人」という話がありました。その話を踏まえ、紫峰祭に来てくれたお客様に笑顔になってもらえる様に「わらじ作り」を熟すという事を意識しながら仕事に取り組みましたが、普段の倍以上の仕事量に驚かされました。自分では全ての仕事に対して全力で取り組んだつもりではありましたが、やはり同じ専門コースの○○達と比べると手際が悪いと言うのは否めませんでした。正直無力感も薄々感じさせられましたが、それと同時にこの点さえ改善してしまえば、まだ自分には伸び代があると感じさせられたのです。それに気付かされただけでも有意義でありましたが、それに加え、今回はOBの方々と共に仕事をしていた為、一緒に仕事をさせていただいたOBの方に社会に出た後の話などを聞かせて頂くことができました。私が目指す「わらじ作り」の役目を担う「職人」の世界がどの様な性質でどれ程厳しいのか、また、調理に関係する職場はどの様な雰囲気なのかという事を話して頂き、何よりも「努力とは失敗した奴が言う言葉だ」と言う言葉が特に印象に残りました。その言葉を聞いて改めて社会に出れば努力をする事は当たり前だと言う事を教えられたのです。この様に今回の紫峰祭では仕事の過酷さ、社会に出たらどの様な環境になるのか、また、職人の世界とはどんなもの(世界)なのかを知る事が出来たとても有意義な行事になりました。この行事での経験を今後の生活に活かしていきたいと思います。

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