紫峰祭を終えて

1年 Aさん

 何もかも初めての事だった紫峰祭はとても充実した行事でした。私は、初級パソコン教室、レストラン、照明と3つの役割を任されていました。それぞれを通して感じたことは、【何をすれば相手が喜んでくれるのか】という事でした。
 初級パソコン教室では、年齢も趣味もバラバラなお客様を迎えて動揺を隠しきれませんでした。自分の知らない事を相手の話から推測し理解し、要望に応える事は想像以上に難しいものでした。パソコンにも思いもよらぬ不調があり、周りの仲間や先生に相談し乗り切ることができました。
 2つ目のレストランでは、こんな事がありました。
 「スプーンが付いていない」、「このカレーは冷えているから新しい商品と取り替えて」という相談でした。それを言われた時に私は、「人の失敗が他の人に迷惑を掛けてしまうのだな」と思いました。また、お客様をもてなす為には態度にも気を付けなければなりません。つい無意識に手を付いてしまった時に、「手を付いたのは一瞬だけだったかもしれない。」でも、お客様のイメージには「悪いイメージ」として残り続けるのではと思いました。自分の行動に責任を持たなければならないと認識させられるきっかけになりました。
 最後の照明では、紫峰祭の何日も前から練習していた役割であったので、一番緊張しました。何故なら練習でも100%成功したことが無かったからです。実際に、本番直前になってもタイミングが掴めなかったり、音が合わせられなかったりと不安要素が沢山ありました。でも、当日は不思議なくらい落ち着いていて、ステージショーが始まってからもスムーズに進んでいきました。終わってみれば大成功でした。調光室から出てみると、多くの方々からお褒めの言葉を頂きました。ここまでくるのは本当に大変でしたが「やって良かった」と思うことができました。こんな気持ちになれたのは、良い経験があったからです。
 来年の紫峰祭でも、人の為に行動する事を意識して自分磨きに努めます。

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