武蔵野東中学校

 平成19年度 学校自己点検・評価

平成14年4月に中学校設置基準の一部改正により、中学校は「教育活動等の状況について自ら点検及び評価を行い、その結果を公表するように努めなければならない。」と定められました。これを受けて本校では、平成15年度より、自己点検評価票を作成しております。そして、平成19年度からは、本校の教育方針、現状や今後取り組むべき課題を「自己点検評価票」としてまとめ、ホームページにて公表することにいたしました。本校の現状をご理解いただきたく参考となれば幸いです。なお、本校は、この自己点検・評価を基に、学校を挙げて改善・改革に取り組み、より良い教育活動を行うように努めております。

 

教育目標 校訓 知性(高き知性) 根気(粘り強い心と体) 友愛(温かき友愛)
豊かな感性と高い知性を身につけ、強い意志をもって根気よく努力し、心身ともにたくましい生徒の育成を目標としている。
教育の特徴

・健常児と自閉症児が学びあう混合教育の環境において友愛の精神を大切にしながら、好ましい人間関係の確立を体得させる。
・義務教育の仕上げとして、生徒の自立を促しつつ個人の能力を最大限に引き出すため独自の教育内容を編成し実践を行う。
・健常児クラスにおいては、上級校への進路選択の指導を教育課程の中に位置づけて行う。
・自閉症児クラスにおいては将来の社会自立に向けて、高等専修学校の教育につながる体験的・実習的な学習を重視する。

 

T 教育の目標と重点

取り組みとその評価

 平成19年度の重点項目

「運用力」の育成.。「運用力」とは、学んだことを活用して物事を新たに企画・運営していく総合的な力と捉える。

 具体的な取り組み

・生徒会(友愛会)における行事運営や学校生活に関わる諸活動、また部活動などを、生徒自身の力で企画・運営させていく。
・研究活動を奨励。個人またはグループの研究活動が進められた。

 取り組みの成果と達成度

・生徒による活動が活性化し意欲的に運営された。生徒の発案による企画や運営を奨励し、生徒は実体験から、多くのことを学んだ。

 教員・生徒・保護者への浸透度

・教員、生徒ともに日々の教育活動の中で積極的に推進し浸透している。
・保護者へは保護者会や学校通信、ホームページにて取り組みを紹介。
U 教育環境

 

 校舎・設備等の質的・量的整備状況

理科室の実験台を交換

 教育機器の適切性と充実度

社会科の地理教材、理科室の実験装置、家庭科の被服分野教材を重点的に整備
V 教育課程

 

 カリキュラムの特色化と適切性

義務教育の完成を目指し、知・徳・体、バランスのとれたカリキュラムを編成している。
健常児クラスでは、英語を重点教科とし、また高校受験に臨むための充実した校内指導が特色である。
自閉症児クラスでは、将来の社会自立に向けて、生活や職業に役立つ内容で教科カリキュラムを編成している。

 教育システム全体の工夫と充実度

・3学期制。健常児クラスは1クラス約30名、自閉症児クラスは1クラス約12名で編成し、少人数制によるきめ細かな指導を実施している。

 行事活動

・球技大会、合唱コンクール、スポーツ大会、学園祭、発表会などを実施。他にスピーチ大会、レシテーションコンテストなど。生徒が主体的に取り組んだ。

 校外教育活動

・清里山荘合宿(1年生)、京都奈良学習(2年生)、グアム学習(3年生)、スキー教室(全学年)を実施。19年度より、スキー教室の実施場所を志賀高原に変更。
W 教科指導

 

 指導計画と教員配置

年度ごとに指導計画を見直し、新たな視点で教科カリキュラムを編成している。
・クラスを分割した習熟度別授業には、それぞれのグループに教員を配置。英会話の授業では更にグループを2分割して外国人教師による指導を行っている。
自閉症児クラスの実習的・体験的な授業には、担任の他に専科教員ほかの補助教員を配している。

 習熟度別授業

・健常児クラス1、2年の英語と数学で2クラスに対して3レベルの習熟度別授業、3年生では英語、数学、国語、理科、社会で2クラスに対して3レベルの習熟度別授業を実施している。
・自閉症児クラスでは、国語、数学、英語、一般(理科・社会)の習熟度別グループの授業を行っている。

 個に即した授業

・健常児クラスでは、本校オリジナルの『プランノート』を使用して、生徒個人の家庭学習を、生徒自身で立案・実行できる手立てを指導して効果をあげている。各教科の『自主学習ノート』は、日々、生徒が家庭で学習してきた内容を教科担当者が見て、個の理解度を把握し、意欲的な学習に向けての指導に役立てている。

 資格取得状況

・英語検定は、健常児クラス全員が受検。平成19年度には2級・準2級を3年生の38%、2年生の25%、1年生も3級以上を20%が取得している。英検3級以上の取得者は、Toeic Bridgeの受検を勧めている。
・漢字検定も、ほぼ全員が取り組んでいる。平成19年度は2級・準2級に30名、3級に49名、4級に52名が合格した。

 授業評価

・学期末に教科ごと、生徒による授業評価を実施している。

 シラバス

・年度始めにシラバスを作成し、保護者また外部に配布している。
X 生徒の活動

 

 友愛会(生徒会)活動の充実

平成19年度は、行事の運営や日々の学校生活の運営に関わって、生徒の発案、企画、運営の活動に顕著な前進があった。

 部活動実績

健常児クラスの約90%が加入。顕著な成績として、体操競技部が全国大会にて男子団体総合優勝、個人総合4位、女子も全国大会出場(全国大会出場は4年連続)。陸上競技部は女子100mで、関東大会およびジュニアオリンピックに出場し、全国6位の成績を収めた。ダンス部は東京都大会で優勝

 各種表彰

・東京私立中学高等学校 協会賞(体操競技部 団体1、個人1)
・東京都体育協会 スポーツ優秀選手賞(体操競技部 個人1)
・小金井市体育協会から特別栄光賞(体操競技部 団体)、栄光賞(体操競技部 個人2、ダンス部 団体、陸上競技 個人1)、特別奨励賞(陸上競技 団体1)、奨励賞(陸上競技 個人1)
・毎日カップ「中学校体力つくり」コンテスト(毎日新聞社主催) 優良賞 *全国4217校中上位40位以内 
・中学生の主張東京都大会(東京都主催) 会長特別賞2名
・全国学芸科学コンクール(旺文社主催) 読書感想文の部 佳作入賞2名
Y 進路指導

 

 進路相談の充実

・健常児クラスは、1年次からの上級学校説明会への参加や2年次以降の進学説明会、3年次の三者面談(2回)などを実施。担任と生徒の個別相談などを適宜に実施している。
・自閉症児クラスは、上級校である高等専修学校への進学に向けて、保護者の研修会や説明会を実施している。

 進路指導の充実

・健常児については高校受験に向け、校内指導にて万全を期す態勢をしいている。3年生には5科の習熟度別授業(クラス分割)や、週3回放課後の全員参加の受験指導「特別進学学習」を実施して、志望校合格に絶大な効果をあげている。

 高校受験結果

全員が各自の将来の目標に照らして、上級校への進学を果たしている。全合格校については、ホームページに公表。
Z 研修

 

 内部研修

・内部職員で構成する教科部会ごとに、授業研修会を実施。

 外部研修

・近隣の私立校と、相互に授業研修会を実施。
[ その他の教育活動と公開性

 

 保護者の協力

・後援会活動として学園祭における出店や、職業観育成についての講演会実施などの協力がおこなわれている。

 地域との連携

部活動では、近隣の公立・私立中学校と合同練習、合宿などを実施。
学園祭では、近隣の商店による模擬店を出店。

 外部との連携

生徒の交流活動として、定期的に都内のインターナショナルスクールとの美術を中心とした交流を行っている。
小学生を対象とした夏休みの語学研修(English Summer Program)をJEAA国際教育比較研究所の企画・運営により実施している。

 情報発信

・学校通信「ヒガシコンパス」を毎月発行。またホームページにて、積極的に日々の学校生活に関する情報を発信している。
\ 安全・危機管理

 

 緊急時対応

毎年定期的に、火災避難訓練、防災避難訓練を実施。
緊急時の対応マニュアルを制定し職員間で周知。

 防犯・防災チェック態勢

・定期的に災害時の設備と備蓄を確認。また日々の防犯態勢として、来校者に対してはインターホンを介しての応対、入校のシステムをしいている。

 情報セキュリティ

・学園規定「個人情報保護の取り組み」に従って個人情報を管理している。また、災害時に対応した管理システムや、漏洩を防止する管理システムなどを備えている。
] 保健・衛生

 

 生徒及び教職員の健康管理

・定期的な健康診断を実施。養護教諭による日々の看護や啓蒙のほか、生徒対象とした薬物の濫用防止教育などをカリキュラムに位置づけて行っている。

 衛生に関する点検

・養護教諭による毎日の水質検査を実施。 

 

平成20年度の取り組み

教育の重点を19年度に引き続き「運用力」の育成とし、今年度は自分の考えを発信するためのスキルの部分に着目して、各教科で「レポート作成の能力を高める」ことに重きをおくこととしている。また自閉症児クラスにおいては、「コミュニケーション力の強化」と「教養分野の充実」を新たな指導目標として教科カリキュラムの改訂を行った。

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