本校では全員が高校受験をします。高校進学に向けては、プランノートの活用を通した1・2年生からの自主学習の習慣化と徹底した教科指導が礎となり、3年生での実践的学習へとつながっていきます。この中学校で身につけた自主学習法は卒業後も学力を伸ばす基盤となっており、生徒は自らの将来と進路を考え、夢や希望を実現するために自ら努力をすることを学びます。こうした受験の機会を将来に向けての飛躍につなげるために、本校では進学指導を完全に授業の一環に位置づけ、校内での指導体制のみにより受験に対応できるよう最大限のバックアップをしています。
◎ ゼミ形式「特別進学学習」における実力養成
3年生では、全員参加のゼミ形式グループ学習「特別進学学習」を週3回(月・水・金)の放課後に各2時間行います。これは10人程度で編成したグループごと英語・数学・国語の3教科を軸として、グループに応じた弱点補強から過去の入試問題研究や各個の志望校対策まで受験に向けた徹底指導を行い学力の充実をめざしていくものです。
このシステムでは、グループを担当する教師が生徒一人ひとりの力を総合的に把握して個別指導にもあたり、志望校合格に向けて独自のカリキュラムで進めていくので、着実に実力のレベルアップが図られます。また生徒にとって担当の教師は、受験当日までの最も近くにいる力強いコンサルタントということになります。
◎ 校内模試と校外会場模擬テストで実力を客観的に把握
3年生では月に1回の模試を授業時間内で行います。この校内模試で自分の実力を客観的かつ相対的に把握し、弱点分野等の分析情報を学習指針の立案に役立てています。また、6月以降は外部会場における模試を月に1〜2回程度の割合で受験し、入試本番を意識しつつ実力が発揮できるようにしていきます。また、個々の実力を客観的に把握しより適切な進路指導につながるよう、成績データを集積し分析しています。
◎ 個を伸ばす習熟度別グループ授業
1・2年次における英語・数学および3年次における5教科(国語・数学・英語・社会・理科)の授業は、H・R(ホームルーム)クラスとは別に習熟度別グループ編成としています。どのグループにおいても、基礎学力の地道な積み上げを重視し発展・応用への力をゆるぎないものとしていきますので、生徒個々の持っている力が最大限に引き出され、それぞれにあった適切かつきめ細やかな指導が行われます。標準より速く各教科内容を終了するため、3年次後期からは入試に向けた総復習と弱点補強を徹底することができ、学習進度を気にすることなく難問対策や志望校対策に取り組むこともできます。(内容は各教科ページ参照。)高校入試における推薦入試を中心とした論文・作文の重要性は周知の通りですが、こうした対策についても論文(3年次)の習熟度別グループ授業を十分に生かして進めていきます。
◎ 長期休暇中は全員参加の講習で実戦的学習
2年生は、夏期8月中に全員参加で講習を行い、習熟度別グループの形態により学習を進めていきます。この講習は長期休暇中に短期間に集中して学習に臨むことで、生活にめりはりをつけるとともに、受験に臨む次年度への準備学習となるよう編成されています。2年生終了後の春休みには、春期講習を行い心の方向づけを行います。3年生として早いスタートをきることにより、ここで生徒達に受験に対する自覚を促します。
進路決定を行う2学期を前にしての3年生の夏休みは、進学に向けた学習のうえで大変重要な時期となります。そのため、第1次完成を目指した夏期講習を行います。この講習では、特別進学学習のグループで前年度の全国公立・私立高校入試問題を中心とした入試問題研究を行います。また3年間の基礎事項を確認しつつ応用・発展問題への足がかりをつかみ、2学期以降のより実戦的な学習へとつなげていきます。さらに総仕上げに入る3学期を前にした冬休み中の学習については、個々に志望校への対策を進め入試に備えるよう指導していきますが、学校でも学習を進められるように個別学習期間を設け、志望校対策の最終段階における疑問点や質問などに対応する態勢をとっています。
◎ 密度の濃い進学懇談・説明会
進学に向けた具体的な懇談や説明会は3年生が主となりますが、1・2年生においても生徒に向けた進学オリエンテーションを実施し、3年間を通して少しずつ進学に対する指針を与えていきます。3年生の具体的な志望校検討を行う三者面談は9月と12月の2回実施しますが、それに先立って4月には担任と生徒の面談を通し進学への方向性について生徒自身の自覚を持たせていきます。また年2回の進学説明会は保護者対象ですが、生徒向けにも学年単位で説明会を実施し、進学を自分自身のこととして捉えていけるよう意識を高めます。さらに都立校、私立校、高等専修学校の先生方から各校の話を直接伺う上級学校説明会を開催するほか、卒業生からは進学先の様子をアンケート調査し、生きた高校生の声として幅広い進路選択の参考となるようにしています。
◎ 受験に向けての年間指導計画(3年間の主なもの)