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 主張し、表現する社会科

 地理・歴史・公民の融合を今年度も推し進めます。

 ねらい

a 各分野を関連させ合い、より理解を深める

b 学習内容をニュースなどの社会的事象に応用することで、より興味を喚起し、高次の思考を促す

c 学んだことを活用し、各自の意見・考えを主張し表現できるようにする

 

 上記のねらい達成のための3年間の段階的到達目標

  1年 地理・歴史の基礎基本の徹底習得と社会的事象への興味・関心を高める

  2年 公民的内容を含めた地理・歴史学習の完成と情報収集力を培う 

  3年 公民学習をとおした社会的事象への理解と地理・歴史学習の視点を組み入れ自分の意見を主張し表現する力を高める

 

3年次の入試終了後には時事問題を取り上げ、3年間で培った地理・歴史・公民を融合し総合した視点で、小論文の形でまとめます。

  参考  昨年度の3年生が取り組んだ卒業レポートの一部を紹介します

  ○テーマ 「京都議定書の発効に際して」

・「…前略… この議定書の発効により各国や人々の意識も高まり、温室効果ガスの削減と温暖化の抑制も進むと期待されている。しかし、この議定書には問題点もいくつか指摘されている。1つは実施期間終了の2013年以降の具体的な予定が立っていないことである。

また途上国は議定書を批准していても、削減義務を負わないことがあげられる。途上国側の主張に加え、先進国もある程度責任を引き受けたからだ。しかし二酸化炭素の最大の排出国であるアメリカの離脱や中国が途上国に分類されるなどの議定書のしくみを問題視するだけでは意味がなく、参加できない事情を把握し、参加を働きかける必要があると思う。

 …後略…」(女子)

 

・「…前略… 排出量取引という制度の存在を知った。これは、許される排出量より実際の排出量が少なく余剰のある国が、実際の排出量が多く超過のある国に余剰分を売ってもよいというものだ。これなどは単なる数字合わせであり、自分たちで減らしたことにはならないと思う。まずは日本だけでなく世界中の人々が地球環境について考え、京都議定書の理解を深めていくことから始めていかなければならない。」(男子)

 

◎ 歴史用語検定がスタート!

 歴史用語検定とは、1年生から3年生が共通で行う検定方式のテストです。検定にむけて繰り返し学習をすることで、歴史の基本事項が自然と身につきます。テキストとして『歴史用語一問一答』(教学研究社)を使用し、検定は授業中に行います(年6回予定)。8割以上の正解で合格とし、合格した生徒には認定証を授与します。

  

◎ 『NEWS FILE』で時事問題の知識・表現能力の向上 

「社会科的思考」を伸長させるためには今世界中で起きている出来事についてその起因を追求し、自分の意見を持つことが必要です。本校では日々のニュースを調査、ファイリングする『NEWS FILE』を全学年で実施しています。毎週1回ファイルすることにより、社会事象への関心が高まるとともに、自分の意見を持つことや公民など授業内容の理解にも役立っています。

NEWS FILE』の一例

脳死判定の是非

自動車ナンバープレート

                    

◎ 歴史見学体験講座で生きた教材に触れる 

授業で持った興味をさらに深く掘り下げていくために、土曜の特別講座として年1回、「歴史見学体験講座」(希望者)を行っています。昨年度は『古代オリエント博物館』にて解説を受けました。イラク情勢もあり興味関心の高い生徒が多く、楽しみつつ理解を深めました。このように本物に触れられる体験を通して生徒が歴史好きとなる機会をつくっています。


◎ 学ぶ意欲を引き出す社会科授業展開例
   は他分野と融合している内容)

 

歴史 政党内閣の成立

〇 婦人が行進している絵をみせる。

Q1 この女性たちは何をしているのか? 

Q2 このような行進をおこなって何を要求しているのか?これが原因となって⇒

結果:ロシア革命がおこる。これが原因となって⇒

 ロシアと日本の位置関係を地図で確認する。ロシアの特色について。

結果:日本がロシアに出兵することが予想される。これが原因となって⇒

結果:米が買い占められ米価が高騰し米騒動がおこる。これが原因となって⇒

結果:寺内正毅内閣は米騒動の責任をとって総辞職し、原敬の政党内閣が成立する。

  政党や内閣について、現在の政党などと比較しながら理解させる。

つまり…

日本で政党内閣が成立したのは、ロシアで婦人が「パンをよこせ」といって行進し歴史的に重大な事件も、なんらかの出来事が原因となっている。それは、意外と身近な出来事であったりする。このようにして原因結果が繰り返され積み重なることで、『歴史』がつくられているを理解させる。

地理  アメリカ合衆国(人種差別問題)

○ 「TYPICAL AMERICAN

・自分が思う「アメリカ人」の顔を描き、その人物の説明も加える。(何州に住んでいるか、年齢、300年前に先祖はどこに住んでいたか、など)

・全員の作品を黒板に貼り、正解のものを選ぶ。

→州の名前は地図帳で確認、300年前は殆どがアメリカには住んでいない。

○ アメリカの歴史

・既習事項を確認。特になぜ黒人が多いのか?

○ まとめ

  ・奴隷貿易・移民・南北戦争・公民権運動を中心にノートにまとめる。

○ 発展(キング牧師の演説)

  ・原文を読み、その意味を考える。

 

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