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おめでとう日本一 校長 石橋 恵二 本校の体操競技部男子が夏の全国中学校選手権大会で団体優勝を果たしました。武蔵野東中学校にとっても学園にとってもトップニュースとなり、その快挙にわいています。都大会で優勝し、関東大会が横浜でありましたので、私は最終日にその応援に出かけました。規定演技でトップ通過しているだけあって、一つひとつの技の安定感があり、それに加えて自由演技では軽やかさとしなやかさが随所にとって見られました。結果は2位との差をさらに広げての優勝でした。これならば全国大会でも良い成績を収められるのではないかと期待をしていましたが、全国大会(仙台)当日は選手が種目ごとに助け合い、得点を補い合って演技をし、見事日本一に輝きました。 横浜の関東大会を見ていて、これは実際に生で見ないとこの「すごさ」はわからないと思いました。大会があるたびに体操競技部の生徒が朝礼で表彰されていることを在校生は知っていますが、どれほどの演技をしての表彰なのかをなかなか想像することはできません。全国優勝を機会に、その演技を全生徒に見せ、これが日本一の演技なのか、体操競技とはこういったものなのかをわかってもらおうと思いました。それとともに、日本の中学校の頂点に立った喜びをみんなで分かちあうという経験をさせたいと思いました。そこで考えたのは9月11日の本校体育館での「演技会」であったわけです。 演技会ではいつも席を一緒にしているクラスメイトが転回し、倒立し、離れ技を次々に披露するので、そのたびに生徒たちから拍手と歓声がわきました。普段会話している友だちが別人に見えるひとときだったに違いありません。振り返ってみると私が通った小学校や中学校、また高等学校で在学中に何かで日本一になったことはありません。保護者の皆さんはいかがでしょうか。武蔵野東中学校に今在学している生徒たちは貴重な経験をしたということになります。だから、生徒たちにはこの目で確かめ、生徒全員でスポーツドリンクの乾杯をしたという思い出をつくってあげたかったのです。 体操競技部だけでなく、ほかの部においても東中は優秀な成績をあげ、よく健闘しています。少ない人数ながら、少ない練習時間でありながらがんばっています。サッカー部とバスケットボール部の試合を見ていたそれぞれの人が、「あの学校のチームはとても良い戦い方をしている」と評価してくれていたということも最近知りました。陸上競技場やダンスの大会でも武蔵野東は一目置かれています。言うまでもありませんが、部活動は時代によって強いときも弱いときもあります。強さを堅持していくことがむしろ大変なことでしょう。スポーツにおいて勝ち負けにこだわることは必要です。練習した結果が正直に出てくるので、負ければそれを糧にし、反省し、なお一層の鍛錬と作戦を立てていこうとする向上心が人間を育て大きくしていくと思うからです。今回頂点を極めた生徒たちはどちらかというと控えめな感じがしました。試合後の感想を聞くと、嬉しいというものではなく、どこができていなかったのかを反省するコメントがほとんどでした。次の試合への目標や、次なるステージのことにすでに目を向けているようでした。「勝って兜の緒を締める」中学生でありながら立派です。あらためて優勝おめでとう。
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