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7月4日、中学校にロボットがやってきました。ロボットの名前はパロ。メンタルコミットロボットと呼ばれる、人間との相互作用で人に楽しみや安らぎを与えるなど、精神的な働きかけを行うことを目的に開発されたロボットです。このたび、ある匿名の方の篤志により贈呈いただき、当日はパロの開発者である、産業技術総合研究所の柴田崇徳博士から生徒に手渡されました。

贈呈式では、柴田博士に生徒からの質問にも答えていただき、開発の苦労もうかがい知ることができました。アザラシ型にしたのは、身近な動物ではないことで、かえって受け入れやすいことがわかったからだということでした。また、本物に近づけるために、現在も改良しているそうです。

パロは1学期中にCDEの各クラスをひと回りしました。話しかけたり、歌をうたってあげたり、触ったり、みんな興味津々です。ABクラスの生徒も来て、一緒に会話も弾みます。充電器はおしゃぶり型になっており、充電している姿を「パロはミルク?」と表現する生徒もいます。ロボットというよりペットのように受け入れられているパロ、これからもずっと仲間です。

   

パロの特徴 

 パロは、タテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルにしています。パロの第一の特徴は、瞬きするなど顔の表情に変化があり、頭や足、尾などが動くことや鳴き声により、驚いたり、喜んだり、あたかも心や感情があるかのように振舞うロボットだということです。パロは光の変化を感じたり、名前を呼ばれることや挨拶や褒められる言葉などを理解したり、なでられたり、叩かれたり、抱っこされたりすることを感じます。このような人とのふれあいから内部の状態が変化して、パロにも心や感情があるかのように反応し、飼い主(所有者)の好みの行動を学習したりします。

パロのHP  http://paro.jp

 

パロの開発者 柴田崇徳博士

子どもの頃に「ドラえもんのようなロボットが作れたらいい」という夢があり、名古屋大学工学部に入学、日本最年少(25歳)で工学博士となり1993年から通商産業省の研究官としてロボット開発に従事。1995年から2年間マサチューセッツ工科大学で研究員を兼任しながらアニマルセラピーの調査を始める。1995年に猫型ロボットを完成させた後、1999年にパロの原型が完成。パロの開発は外国でも高い評価を受け、2002年には「最もセラピー効果のあるロボット」の発明としてギネス世界記録に登録された。内閣総理大臣奨励賞、人間力大賞グランプリなど権威ある賞を受賞し、現在のパロは第8世代、世界10ヶ国以上で約800頭が活躍中。また、柴田博士は人道的対人地雷探知除去システムの調査と研究開発のプロジェクトにも関わり、遠隔操作で地雷撤去できる安価なロボットも研究開発中。

 

 
 

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